初雪 白雪 粉雪 小雪。
この音の響きのうつくしさよ。いかにも透明で清純な文字の形よ。
今朝の初雪にまるまる好きに弄ばれた感のある1日が終わり、寒い寒いと言いながら出先からの帰り道、移動中なんども車を降りては真新しい景色にカメラを向けてほうっと白い息を漏らす。
冬なんてほんと長くて暗くて重っ苦しくて大嫌いなんて独り毒づいたそばから、いつもと違う山道にわざわざ遠回りしたりして。
よし。「嫌よ嫌よも好きのうち」は初雪限定で認めよう。
それ以外の「嫌い」なもの及び人に関しては、一切の妥協も二言もない、残りの全生涯をかけた誠心誠意•正真正銘の魂の叫びであることをここに誓います。