粛々と予報の嵐を迎え討つ覚悟を決めつつキッチンに立つ 本日のおかず陣営 ・うっかり海老を入れ忘れた茶碗蒸し ・残りものと高野豆腐の炊き合わせ ・ほうれん草の海苔巻き ・ぶりの煮付 おかず群 週末は全て雪の予想。根雪は確実となりそうだ。
お揃いのマグカップとお料理の本 数年前、地域で唯一デパートのある街の店舗が軒並み撤退して、ちょっとしたよそゆき用のお買い物をしたり、あてもなくウインドウショッピングを楽しむ機会がほとんど無くなってしまった。日々の暮らしの実用を足すに困るわけ…
ぼうすい‐けい【紡錘形】錘(つむ)に似た中央が太く、両端が次第に細くなっている形。つむがた。 紡錘形の事例 薄焼き卵でくるんと巻いたケチャップライスの直球オムライス 我が家の紡錘形はふわとろ卵にデミグラスとか、こっくり濃厚クリームソースとか、…
雨上がりの虹を凌駕して余りある色彩の宝庫。北半球の小さな町で今日も季節は揺れています。 地球に滲み入るトタン小屋
私の母は小三治の落語が好きで、毎晩枕元で小三治全集のCDを流しながら眠るという独特の睡眠導入法を嗜む人だが、私の目には母の日常それ自体かなり落語的に見えるので、母は小三治の噺を通して無意識のうちに客観化された自分を笑い、そんな自分を可愛くも…
パーソナルエリアの広いマイペースな生活に慣れすぎて、たまに人口密度の濃い賑やかな街に来ると、滅多に作動しない神経が刺激されて、通り行くすべての道筋から絶え間なく五感に飛び込んでくる情報量の多さにそわそわワクワクから始まってぐったりで終わる…
非日常の生まれるところ 今回の旅の主な目的は「プッチーニが描く女たち」と題されたオペラアリアのソプラノリサイタルを聴くこと。 サブテーマが「恋に生きる魔性の女を歌う」ということで、なんだか自分の日常に最も遠いところにありそうな異世界の、新鮮…
一晩家を空けるので、昨夜は冷蔵庫の半端ものたちを寄せ集めて文字通り「寄せ鍋」で晩ごはん。食べ盛りのいない食卓に鍋いっぱいの半端ものは当然のように半端に余る。 仕方がないので今朝のごはんは半端もので作った寄せ集めの寄せ鍋の、半端に残った寄せ鍋…
こんばんは、ぐりです。 明日から旅行というにはあまりに手近な主要都市まで遠足以上旅行未満のおのぼり小旅行に出かけます。 旅に短し散歩に長し。とはいえ平素よりフットワークの重い人間にとって、泊まりがけの外出は遠足前日の小学生なみに気持ちをソワ…
揚げたては下手を隠して自惚れる初雪に舞う酔の美味さかな おうちごはんのご馳走四天王「揚げたての天ぷら」 お皿に残った海老のしっぽを見ると、なんだか放っておけない無駄な母性が沸いてきて、つい「そのしっぽ全部いただきます」と綺麗にさらってぽりぽ…
午前中、微かな陽射しに意を決した両親が揃って庭仕事に精を出す。多年草の草花や庭木がそれぞれ安全に冬を越すための雪囲いを不器用な共同作業でしつらえていく。1時間ごとに暖を取るため家に戻って甘酒やホットミルクを飲んでいく。 お昼前に作業を終え、…
今朝の御汁の具は貝好きの父も喜ぶ大ぶりのロシア産しじみです。 普段のお買い物はできるだけ地元産を贔屓に買うのだけれど、このシジミったら隣の地元産より明らかに大ぶりで新鮮でお値段も手頃。こういう些事に限って欲張りでけちんぼうになる私の食指が思…
初雪 白雪 粉雪 小雪。 この音の響きのうつくしさよ。いかにも透明で清純な文字の形よ。 今朝の初雪にまるまる好きに弄ばれた感のある1日が終わり、寒い寒いと言いながら出先からの帰り道、移動中なんども車を降りては真新しい景色にカメラを向けてほうっと…
北の大将 初陣 先陣を切って朝の静寂を斬る
午後、危なっかしい晴れ間がときおり顔を覗かせるなか、食後に果物の欠かせない父の誘いで両親が連れ立って家から往復3時間もかかる古譚の山奥にある秘境の果樹園までドライブがてら出かけて行き、留守番を任された長女の心配をよそに元気いっぱいで帰還して…
コーラス本番当日。 朝、いつも通りのルーティンをこなし、いざ会場へ。相変わらず優柔不断な空模様だが思ったより気温は高く穏やかな風の通りが心地よい。 まぐれ当たりのルーレットみたいな晴れ間が辺りを一瞬をかすめて、常緑樹と紅葉のコントラストが寂…
When the dog bites 犬に噛まれたり When the bee stings 蜂に刺されたり When I'm feeling sad 悲しくなったりすると I simply remember my favorite things ただお気に入りのものを思い浮かべるの And then I don't feel so bad それで気分はずいぶん良く…
こんにちは、ぐりです。 この世に色味は数あれど、真白なごはんに幸せ添える 小さなお供の力や偉大。 たまご色の満月を想い描いて、吉兆を招く土曜日の食卓 鳥の巣感が否めない大胆な構図 今夜はハードボイルドじゃなく とろとろのきみと絡みたい 遅れてきた…
霜月の 朔何か ありさうで (佐藤鬼房)※朔(=ついたち) 霜月朔日、目覚めた途端もう寒い。昨日までかろうじて晩秋を演じていた役者たちが月末をもってこれにて楽日とばかりに衣装を脱いであっさり舞台を去った後みたいに粛々と寒い。 確実に湿度を減らし…
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