実家暮らしの手帖

食う寝る遊ぶに住むところの機微を綴るブログ

ちいさな秋にさよならを

午前中、町民文化祭に参加する女性コーラスの舞台リハーサルが無事終了。昨夜の甘い作戦が功を奏し、すんでのところで風邪っぴきを免れた。

20年前、母が音楽好きの仲間と一緒に作った女性だけの小さな合唱団。今では平均年齢が軽く70歳を超えたこのサークルに、最年少メンバーとして加わってはや5年。合唱なんてそれまでこれっぽっちも興味なかったのに、まるで狐に摘まれたような気分。なのにいつの間にかロングスカートと白ブラウスの衣装にすっかり馴染んでしまった自分が不思議。

今回歌うのは「ちいさい秋みつけた」と「ふるさとは今もかわらず」のふたつ。

選曲はいつも旋律が綺麗で聴き覚えのあるものばかり。無理に難しい組曲などには背伸びせず、易しい曲をどこまでも丁寧に歌うこの合唱団が好きだ。

 

午後、昨日果たせなかった用を足すため相変わらず雨が降ったり晴れたりが忙しい秋空を潜って車を走らせる。

帰り道、せっかちの私の足を止めた景色の何気ない色と気配にしばし箸休め。

 明日からぐんと寒さが増すとのこと。何気ない秋の姿に手を振って小さくさよならを告げる。

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雨と雨のあいだの青空

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虹が出るまで待ちきれず