実家暮らしの手帖

食う寝る遊ぶに住むところの機微を綴るブログ

お好み焼きのヘラで作る、せっかちな卵焼き

雲ひとつない澄み切った青空

足跡ひとつない広大な雪原

汚れひとつ知らない天使のような新生児

翳ひとつない鏡のような月夜の湖

そして

焦げ目ひとつないふわふわの黄色い卵焼き

さういふものを わたしはたべたい

 

こんにちは、ぐりです。

年の離れた妹は小さい頃から甘い卵焼きが大好きで、毎日まいにち飽きもせず喜んで食べてくれたので、せっかちでめんどくさがりの私も、毎日まいにち作っているうちに完成した10年越しの「焼き方」です。

使う道具はフライ返しに非ず。お好み焼きのヘラ(コテ)が私の手のひらとおうちの卵焼き器に見事にジャストフィット。表面なめらか、中身ふわとろ。

こっくりとした真黄色の卵焼きができると我ながら妙に嬉しい。

たまご、卵、玉子。

それにしても文字にするだけ、言葉にするだけでこんなにもキュンキュンする、可愛くて美味しくて魅力的な食べ物が他にあるだろうか(いいやない)

卵は可愛い爆弾だ。

作り方は極めて無精で邪道ですが、美味しいものを(なるべく手っ取り早く)作ってあげたい気持ちはいつも真っ直ぐなつもりなんだお姉ちゃんは。

味付けはお好みで。

 

<材料>

卵         3個

砂糖        大さじ1

しょうゆ      大さじ1

サラダ油(焼き用) 多めが吉

          

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材料

 

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たまご液の2/3を流す

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半熟状態のままオムレツを作る要領で直方体に成形する。

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あっという間に卵焼きの土台が完成。ふわとろの黄色い直方体。

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残りのたまご液を流し入れ、直方体の表面を滑らかにコーティング。

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一丁あがり。

 

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お好み焼きのヘラで作るせっかちな卵焼き